次世代研究者が挑む再生医療のイベント「未来へつなぐ再生医療のつどい」を開催
2024年11月28日、医療と科学の未来をテーマに掲げた「未来へつなぐ再生医療のつどい」が開催されました。このイベントは、再生医療分野の最先端を牽引する専門家や医療関係者が一堂に会し、最新技術や研究成果を共有する場として多くの注目を集めました。主催者の「株式会社ウェルメディカルグループ」は、再生医療を中心とした先進的な医療サービスを展開しており、本イベントはその理念を広く共有する場として企画されました。
橋本 志穂
1967年、福岡県で生まれる。身体が小さくスポーツが苦手で虚弱だったため、厳格な父の指導のもと、小学校4年生より陸上競技を始める。学生時代は陸上部に所属し、中学、高校、大学在学中は駅伝では県代表、九州代表選手として全国大会に出場する。福岡大学体育学部を卒業後、FBS福岡放送に入社。報道部に所属して、記者、アナウンサーとして活躍する。4年1カ月の勤務中、たけし軍団のガダルカナルタカ氏と出会い、わずか3回のデートで初めての出会いから4カ月後には結婚する。現在はタレントとしてテレビ、ラジオ、雑誌で幅広く活躍しながら、Santé編集長として最新の健康美容に関連する情報を配信中。
開会の挨拶:未来への意義深い一歩
司会を務めたのは、先進医療ウェブマガジン「Sante」の編集長であり、タレントでもある橋本志穂さん。彼女の温かく落ち着いた進行で、参加者の期待が高まりました。開会挨拶では、株式会社ウェルメディカルグループ代表取締役社長・山ノ内辰二さんが、「再生医療が医療現場にもたらす革新と、患者の未来を切り開く力」について語り、参加者に向けて大きなビジョンを提示しました。
豪華講演者による知見の共有
イベントの中心となる講演セッションでは、再生医療の第一線で活躍する講演者たちが登壇しました。それぞれの分野での研究成果や未来展望に関する詳細な話は、多くの参加者に感銘を与えました。
愛知医科大学名誉教授 福沢嘉孝
愛知医科大学理事・名誉教授;先制・統合医療包括センター兼肝胆膵内科、医学博士。日本先制臨床医学会(JSPCM)理事長、臨床ゲノム医療学会(SOCGM)理事長、日本先進医療臨床研究会(JSCFS)理事長、世界中医薬学会連合会(WFCMS)理事を務めるほか、種々学会で重責を担っている。ベストドクターズインジャパン6回選出。米国内科学会上級会員(FACP)。クリニック9ru、プリベンションクリニック(VIP健診センター)の最高学術顧問に就任。
1.再生医療の未来と展望
福沢先生は、ゲノム医療と先制医療のエキスパートとして、最先端医療がどのように患者の健康に寄与するかを解説。特に、肝胆膵内科におけるゲノム研究の具体例を交え、個別化医療がどのように展開されていくのかが語られました。また、日本を代表する医学者として、今後の課題や解決に向けた道筋を明確に示されました。
講演内容の一部:
- ゲノム解析技術の進化と臨床応用
- 日本と世界における先制医療の取り組み
- 具体的な患者症例に基づいた成功事例の紹介
東京理科大学名誉教授 村上康文
東京理科大学名誉教授。専門は創薬科学、分子生物学、免疫医学。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。アルバータアインシュタイン医科大学・スローンケタリング記念がん研究センター・理化学研究所を経て東京理科大学基礎工学部生物工学科教授。スローンケタリング記念がん研究センターでの腫瘍ウイルス研究以来、治療標的分子の探索、抗体の作成法の開発、抗体医薬の研究開発を一貫して実施。診断用抗体・治療用抗体の分野において世界トップレベルの実績を持つ。SCCLの研究最高顧問に就任。
2.ゲノムの研究・臨床の最前線
次に登壇した村上康文先生は、創薬科学や腫瘍研究の第一人者。特に、抗体医薬の革新やバイオマーカー開発の現状について語り、参加者は医療技術の飛躍的進化に驚きを隠せませんでした。また、癌診断の新しいアプローチについても詳しく解説され、医療従事者からも高い評価を得ました。
講演内容の一部:
- 癌診断におけるバイオマーカーの可能性
- 新しい抗体生成技術と治療標的の探索
- 国立がんセンターとの共同研究成果
日本先進医療臨床研究会 小林平大央
一般社団法人日本先進医療臨床研究会理事長、一般社団法人国際和合医療学会理事・事務局長。統合医学医師の会事務局長としてガン患者・難病患者の多くを治癒に導く。NPO法人統合医学健康増進会、一般社団法人日本先進医療臨床研究会、一般社団法人ガン難病ゼロ協会、一般社団法人日本先制臨床医学会など多数の団体を設立しガン難民・難病難民を救済すべく予防医療・先制医療・統合医療の普及活動を行う。
3.ウェルメディカルグループとの共同研究による未来展望
次に登壇したのは、日本先進医療臨床研究会の理事長である小林平大央さん。小林さんは、ウェルメディカルグループとの共同研究による未来展望について講演を行いました。先進医療分野での臨床研究や新技術の応用に関する取り組みを具体的に紹介し、多くの参加者に希望とインスピレーションを与えました。
講演内容の要点:
- 日本先進医療臨床研究会の取り組みと成果
- 再生医療技術の臨床応用への道筋
- ウェルメディカルグループとの共同プロジェクトの詳細
クリニック総院長 塚田紀理
慶應義塾大学医学部呼吸器外科、川崎病院呼吸器外科副医長、会員制クリニックなどで一般診療から先制医療に従事。臨床の最前線から先進的医学研究までの幅広い経験から得た知見を踏まえ、先端医療によるアンチエイジングを使命とする最新鋭のクリニックを考案し、クリニック9ru、プリベンションクリニック(VIP健診センター)、バイオスタイルクリニック銀座総院長に就任。帝京大学医学部卒業。
4.次世代のトータルエイジングケアについて
塚田先生は、「次世代のトータルエイジングケア」をテーマに講演。予防医療を基軸としたアンチエイジング技術を紹介し、特に幹細胞治療や血液浄化療法など、クリニック9ruが提供する先端的な医療について詳細に説明しました。個別化された治療計画がどのように患者の生活の質を向上させるのかが語られ、多くの共感を呼びました。
Dermaroller Japan代表取締役 岩田 真人
株式会社Transparence代表取締役。マイクロニードリングという新しいスキンケアコンセプトを生み出したパイオニアであり、ダーマローラーの開発者であるDermaroller GmbH(ドイツ)と日本での正規代理店契約を結ぶ。セルフケアで人気のダーマローラーの正規品である日本初上陸の「ダーマローラー HC902」を、2023年2月15日より予約注文を受付開始し、2023年3月1日より販売開始。
美容と再生医療の融合:最新技術の紹介
ダーマローラーを活用した幹細胞上清液導入技術
ゲスト講演では、Dermaroller Japan株式会社の岩田真人さんが、真皮層に幹細胞上清液を導入する最新デバイス「ダーマローラー」を紹介しました。このデバイスは、美容医療と再生医療の融合を象徴する技術として注目されています。微細な針を用いたマイクロニードリングによって肌のターンオーバーを促進し、幹細胞上清液が肌の深層に浸透する仕組みが説明され、参加者の関心を集めました。
導入のポイント:
- 幹細胞上清液による肌再生効果
- 微細なニードルで刺激することで得られるターンオーバー促進効果
- 治療後のダウンタイムが短く、即効性のある美容効果
懇親会での交流と特別な贈り物
懇親会では、講演者や参加者がリラックスした雰囲気の中で交流を深めました。普段は直接話す機会のない医療関係者と自由に意見交換できる場となり、多くの新しいコラボレーションが生まれる予感が漂いました。また、参加者全員には特別な贈答品が用意されていました。特に注目されたのは、次世代吸収システムを搭載した「9RUフェイスマスク」や、NanoPDS技術を応用した「エクソソームヘアフィラー」。これらは美容と再生医療の融合を体現する製品であり、参加者の喜びの声が上がりました。
締めくくりに
本イベントを通じて、再生医療と美容医療がもたらす未来の可能性を多くの人が共有することができました。最先端の技術や知見を直に学ぶことで、参加者は医療分野のさらなる進展に向けた希望を持ち帰りました。
次回のイベントでは、さらに多くの最新技術や研究成果が発表されることが期待されています。再生医療や美容に興味のある方は、ぜひ次回の参加をご検討ください。
株式会社ウェルメディカルグループ 代表取締役 山ノ内辰二