1回約3~4時間にわたり、血液を体外循環し、特殊なフィルターで老年期の血漿中に存在する透過関連因子を除去する治療です。
炎症、アレルギー、自己免疫疾患、高脂血症、動脈硬化症などの治療のみならず、脳血管障害、心臓血管障害、老年化の予防効果が期待されています。
施術前後では、「コレステロール値、炎症関連因子値、過剰な自己免疫の値の明らかな改善がみられる」、「体力が若返った気がする」など全体的な体調の改善を感じるという方が多いです。
血漿交換療法は「単純血漿交換法(PE)」、「二重膜濾過血漿交換法(DFPP)」「血漿吸着法(IAPP)」の3種類があります。
「DFPP」は、膜型血漿分離器を用いて血液から血漿を分離し、血漿中に存在する病因関連物質などを除去するために二次濾過膜を通過させます。二次濾過膜を通過できない物質は除去され、通過できる物質は体内に戻されます。
低アルブミン血症(血液中に存在するタンパク質であるアルブミンが、正常よりも低くなってしまう状態)の予防にアルブミン水溶液を補充します。